81業務を「いつ発生するか」「誰がやるべきか」で整理しました。会議の進め方は「論点」タブにあります。
月207時間は所定160時間を47時間超えています。ただし本質は総量ではなく、負荷が月初5日に集中し、半分の業務が予定表に置けないという構造にあります。
ここを混ぜると対策が効きません。同じ「忙しい」でも、原因と処方箋が別物です。
毎日・週次・月初・月末と発生日が決まっている業務。カレンダーに置ける唯一の種類です。
出勤中ずっと発生する業務。時間を取られること以上に、締め作業を分断するのが問題です。
案件が来たときだけ発生。月により0時間にも60時間にもなり、上の全部に上乗せされます。
頑張りの問題ではなく、構造として終わらない設計になっています。毎月この流れが繰り返されています。
仮に全体を1割減らしても月初の山は60時間。やはり終わりません。この循環を止めるには、月初48時間の山そのものを崩す必要があります。
色が濃い日ほど重い日です。月曜はじまりの1ヶ月、休みは7日間で置いています。スポット案件37時間はこの上に乗ります。日付にカーソルを合わせると内訳が出ます。
下段の赤が毎日必ず乗る割り込み2.75時間。上段の青が日によって変わる固定業務です。点線は1日8時間の所定ライン。
あやさん自身が仕分けた「推奨区分」に、移管先の案を重ねています。行をクリックすると整理方法・判断理由・まずやることが開きます。会議中はここを絞り込みながら進めるのが早いです。
「責任・管理・実務」の3層で見た担当表(ralmou_組織図)です。あやさんは本部の実務3領域すべてを持ち、同時に営業ほぼ全列の管理も持っています。逼迫の構造的な理由がここに出ています。
| 領域 | 責任 | 管理 | 実務 |
|---|---|---|---|
| お金(経理) | らるむ | 李 | あや + 業務委託 |
| 人(人事・正社員) | らるむ | 李 | あや |
| もの(総務) | らるむ | らるむ | あや |
| 領域 | 責任 | 管理 | 営業 | 実務 |
|---|---|---|---|---|
| SNS(X) | らるむ | らるむ | らるむ | 業務委託 |
| インフルエンサー | らるむ | イワキケイゴ | らるむ | らるむ |
| RALME HOUSE/メークアップ | らるむ | あや | らるむ・あや・スタッフ | スタッフ |
| RALME HOUSE/パーソナルカラー | らるむ | あや | らるむ・あや・スタッフ | あや |
| RALME HOUSE/スタッフ管理 | らるむ | あや | らるむ・あや | あや |
| RALME HOUSE/店舗管理(レジ含む) | らるむ | あや | らるむ・あや・スタッフ | スタッフ |
| Aimee/アイリッシュ | らるむ | あや | らるむ・あや・スタッフ | スタッフ |
| Aimee/店舗管理(レジ含む) | らるむ | あや | らるむ・あや・スタッフ | スタッフ |
| Aimee/スタッフ管理 | らるむ | あや | らるむ・あや | あや |
| 広報 | らるむ | あや | らるむ・あや・スタッフ | あや |
| 物流 | — | — | — | 担当が空欄 |
税理=李・福島会計/会計=李/財務=久保田・りゅうま/法務=弁護士。つまり経理の「管理」と「税務」はすでに李さんの担当で、あやさんが持っているのは実務層です。
下の2本を見比べてください。現状はほぼ一色です。移管後は時間が6者に分散します。棚卸し64項目のうち、あやさんに残るのは22項目まで減ります。
件数は棚卸し64項目のうちの担当数、時間は月あたりの推計です。「経理の業務委託」は組織図上すでに存在する枠です。新設ではなく、どこまで広げられるかが論点になります。
判断・最終責任・対外対応だけを残します。単純入力と転記はすべて手放します。
ラルムボードと既存スクリプト、Claudeの読み取り機能が担当します。人を増やさずに済む部分です。
その場にいる人が対応すれば終わる業務。当番表とチェックリストで回せます。
判断を伴わない入力・保存・追跡。組織図では経理の実務層に業務委託がすでに置かれています。新しく採用するのではなく、この枠を広げられるかが論点です。
制作系。テンプレートとNG例を用意すれば品質は保てます。すでに外注スタッフがいるので枠の拡張で済みます。
二重作業・過剰な頻度・都度対応。移すのではなく、やり方を変えて消す種類です。
推奨区分(自分でやる/確認のみ/委任候補/廃止)はあやさん自身の仕分けですが、移管先の割り当ては私の案です。特に経理の11項目は、業務委託の枠と李さんの承認範囲が決まるまで動きません。棚卸し表タブで移管先を絞り込みながら、1件ずつ合意を取るのが確実です。
左の棚卸し64項目はあやさんが実際にやっている作業から積み上げたものです。これを経理の標準業務サイクル(日次・週次・月次・年間)と照合しました。結果、21項目中19項目がボードに載っていません。
ただし「抜けている=あやさんがやっていない」ではありません。李さん・福島会計がやっている可能性が高いものが多く含まれます。この表の目的は、誰がやっているかを会議でその場で確定させることです。
| サイクル | 標準業務 | ボード収録 | 期限 | 誰がやっている? |
|---|---|---|---|---|
| 日次 | 通帳記帳・ネットバンキングでの入出金明細確認 | 未収録 | — | 未確認 |
| 小口現金の出納管理(実残高と出納帳の照合) | 収録済 | — | あや(レジ台帳) | |
| 伝票起票・仕訳入力 | 未収録 | — | 未確認 | |
| 領収書のインボイス番号の記載確認 | 未収録 | — | 未確認 | |
| 電子帳簿保存法の要件チェック | 未収録 | 義務(2024〜) | 未確認 | |
| 売掛金の入金消込 | 未収録 | — | 未確認 | |
| 週次 | 立替経費・仮払金の精算処理 | 収録済 | — | あや |
| 受取請求書の受領・検印(支払期日・仕訳の確認) | 未収録 | — | 未確認 | |
| 資金繰り状況の確認(1〜2週間の入出金予定と残高) | 未収録 | — | 未確認 | |
| 未処理伝票・不明入金の調査・解消 | 未収録 | — | 未確認 | |
| 月次 | 仕入・経費の締切(未払金・買掛金の確定) | 未収録 | 月初〜10営業日 | 未確認 |
| 源泉所得税・住民税(特別徴収)の納付 | 未収録 | 毎月10日 | 未確認 | |
| 給与計算・社会保険料の控除計算 | 未収録 | 中旬〜20日頃 | 未確認 | |
| 買掛金・外注費の総合振込、給与振込の実行 | 未収録 | 下旬(25日・末日) | 未確認 | |
| 経過勘定の整理・減価償却の月割計上 | 未収録 | 月内 | 未確認 | |
| 試算表(B/S・P/L)の作成・経営陣報告 | 未収録 | 月内 | 未確認 | |
| 年間 | 本決算・確定申告(法人税・消費税・地方税) | 未収録 | 決算9月期 | 未確認 |
| 労働保険の年度更新 | 未収録 | 6〜7月 | 未確認 | |
| 社会保険の算定基礎届の提出 | 未収録 | 7月 | 未確認 | |
| 年末調整・法定調書合計表の作成 | 未収録 | 12〜1月 | 未確認 | |
| 償却資産税の申告 | 未収録 | 1月 | 未確認 |
会議で右端の「誰がやっている?」を1行ずつ埋めてください。答えは3通りしかありません。
①李さん・福島会計がやっている → あやさんの棚卸しからは外す。問題なし。
②実はあやさんがやっている → 棚卸し表に追加する。207時間は過少評価だったことになります。
③誰もやっていない → これが最も重要。特に期限が法律で決まっている7項目は、落ちていれば延滞税・加算税の対象です。
②に該当したものは、棚卸し表タブの「+業務を追加」からその場で登録できます。
①はお金も開発もかかりません。すでに作ってあるものを使うだけです。③は今日この場で決められます。
ラルムボードには経費入力も売上照合もすでに実装済みです。それでもExcelへ手入力しており、二重作業になっています。
目で全部見ている作業を「おかしい所だけ出す」に変えます。読み取りと下書きはAI、判断はあやさんが残します。
AIは関係ありません。「誰がやるか」を決めるだけで減ります。ただしこの40時間は消えるのではなく、誰かに移ります。
同じカレンダーで比べています。総量が減ること以上に、月初の壁がなくなることが本質です。
棚卸しは作って終わりでは意味がありません。合計95分で、この6つを順に潰すのが最短です。各論点に「どのタブを見るか」を書いてあります。
最初にやるべきは合意形成ではなく事実確認です。時間はすべて私の推計であり、実測ではありません。ここがずれていると、以降の議論が全部ずれます。
棚卸し表で推奨区分=自分でやるに絞ると22項目出ます。これが削減後に残る71時間の中身です。1件ずつ「なぜあやさんでなければならないか」を言語化すると、数件は落ちます。
棚卸し64項目を経理の標準業務サイクルと突き合わせたところ、21項目中19項目がボードに載っていません。李さん・福島会計の担当なら問題ありませんが、確認できていません。
うち7項目は期限が法律で決まっています。源泉所得税の納付(毎月10日)、年末調整、労働保険の年度更新、算定基礎届、償却資産税の申告など。落ちていれば延滞税・加算税の対象です。
最大のボトルネックです。やり方を変えて減る40時間は、消えるのではなく誰かに移ります。特に経理の11項目は、業務委託の枠をどこまで広げるか(=李さんの承認範囲をどうするか)が決まらないと動きません。
ラルムボードの経費機能は2026年6月に完成済みですが使われておらず、Excelへの手入力と二重になっています。ボードへ一本化すれば、税理士への提出形式は今とまったく同じまま、入力の手間だけが消えます。
2026年5月17日の会議で「業務範囲を定めないまま進むと数ヶ月以内に疲弊する」と記録され、契約書への明記が決まりましたが未完了です。予測どおりの状態になっています。
削減して空いた時間にまた新しい仕事が流れ込めば、3ヶ月で元に戻ります。今回の棚卸し表をそのまま別紙として契約に添付するのが、再発を止める確実な方法です。
決まったこと・持ち帰り・次回までの宿題(担当と期限つき)の3つだけ記録してください。論点3(受け皿)が決まらなかった場合は、次回までに決める日付だけでも押さえておくと前に進みます。
議事録の整形と案件台帳への登録は、こちらで対応します。
元になった棚卸し表(あやさん作成・業務一覧81件/整理表64件)には所要時間の記載がないため、時間はすべて推計です。2店舗・月400〜500予約・正社員1名という条件で、81業務を41グループに束ねて積み上げました。
推奨区分(自分でやる21/確認のみ16/委任候補23/廃止4)はあやさん自身の仕分けです。移管先の割り当てと時間の配分は私の案なので、論点2と3で合意を取ってください。